明日は書くとも知れず~今の積み記

ひとや自分との距離感模索中の日々のほんの一言詩

求めていた大樹

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わくわくワーカーさん<写真AC

 

あなたに10数年前出会った時 私の翼は折れていた

飛び立つのを急く私が いつ飛び立てるようになるか尋ねる

居心地のいい枝で もう二度と飛べなくなる気がしたから

 

今は… 案の定 思いっきり飛び立ててはいない

けれどもあの時とは違って 樹のまわりを飛び回る

 

私が求めていたのは…

大地にどっしりと根を張った大樹だったのかもしれない

 

今はまだ 遠出はできないけど 枝にしがみついているわけじゃない

木陰から出ることもできる

ちょっと怖い目にあったら戻ってくるよ

 

季節が変わっても 山を越えても

ずっとそこにいてくれる 大樹を求めていたんだね