明日は書くとも知れず~今の積み記

ひとや自分との距離感模索中の日々のほんの一言詩

合成着色料🔴つづき

私が小学生の時、祖母は県外から引っ越してきた

団地の階段を数段上るとそこが祖母宅だった

茶色のソファー 塩ビのテーブルクロス  

ガラス戸の飾り棚には祖父の囲碁の本やトロフィー

脱衣所の珠のれん

 

意味もなく碁石をいじったり 適当にウクレレをつま弾いたりした後は

特にやることもなく退屈

だけどここでは習い事やお手伝いに追われない

 

祖母と一緒に買い物に行ってカゴを持つとか

漬物を切る背中を見ながら洗濯物をたたむとか

人がそばにいてくれるお手伝いのなんと安心なこと

 

大げさに言えば、あの赤は私にとって自由と解放の象徴だったかも。

 

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